マーケティング再入門 
「マーケティング・コミュニケーションの復習・その6」

今回は「コミュニケーションの設計」後の「コミュニケーション・チャネルの選択」について復習してみます。

コミュニケーション・チャネルには、人と人が直接的にやり取りを行う「人的コミュニケーション・チャネル」と、テレビ、新聞、ホームページなどのメディアを通じ間接的に行われる「非人的コミュニケーション・チャネル」に分けられますが、ここでは小さな会社でも比較的取り組みをしやすい、人的コミュニケーション・チャネルにフォーカスしてみます。

人的コミュニケーションは、近年のSNSの浸透により、マーケティング的な重要度を増しています。バイラル・マーケティング、バズ・マーケティングという用語は、皆さんもよく目にされていると思います。

バイラル(viral)とは、ウィルス(virus)のことで、自己増殖的に、人から人へ伝播(感染)していくような手法をイメージした用語になります。

単に商品を知ってもらうだけでなく、機能や考え方など内容を理解してもらい、知識を持ち帰り、知人などへも伝えてもらうこと期待するものです。

SNSに限定されるものではなく、講習会、商品サンプリングなど、伝統的に行われているものもバイラル・マーケティングといえます。

一方、バス(buzz)は、蜂の羽音、うわさ話の意味で、「ねぇねぇ、○○って知ってる?」、「○○って、××らしいよ」といった具合に、人の話題になるようなネタを提供することで、より多くの人々に情報を伝播させ、話題性を高めていこうとする手法です。

バイラルとバスのどちらも、インターネット上のSNSだけで完結するものだけでなく、実際に人が集まるイベントなど様々なコミュニケーション手段とミックスしながら、より効果が増大するように工夫しながら実施されます。

人から人へ情報が伝播することを意識しながら、コミュニケーション・チャネルを選択し、手法を練り込んでいくわけですが、その際に、考慮しなければならないのが、誰に対して一次情報を提供し、その後、どのような人のつながりの中で、情報が伝播されてほしいのか、明確に意識することです。

人と人とのつながりは多種多様ですが、ママ友、趣味のサークル、学生時代の友人、仕事関係、SNS上のつながりなど、結びつきのまとまりごとに「社会的ネットワーク集団」として括ることができます。

これらの集団はつながりが強固なもの、ゆるやかなもの、大集団、小集団など様々ですが、1つ1つの結びつきのことをクリーク(clique)と呼んでいます。

クリークやその関連の話しについては少し長くなりますので、次回に持ち越したいと思います。

(by インディーロム 渡邉修也)

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