マーケティング再入門 
「マーケティングとは?・その1」

前回からはじめたマーケティング再入門。前回はこれからはじめますというご挨拶で終わってしまいましたので、今回が実質連載第1回となります。

思えば、今から25年くらい前に、はじめて就職した会社が、マーケティング・リサーチをやっている会社だったのですが、当時、経済系の学部では、マーケティング論などのそれっぽい授業はあったものの、実際に社会人になってみると、「へぇ、電話営業の会社に就職したの」(そりゃ、テレマーケティングだろ~)、「なになに、市場占有率とかシェアとか調べてんの?」(市場調査とマーケティング調査の区別がついてませんがな)といった具合で、よくて、販促企画を考える仕事とか、アンケートやグループインタビューをして報告書にまとめる仕事という理解が多かったと思います。

しばらくすると、広告代理店や調査会社、大手企業のマーケティング部門からスピンアウトした人たちが「マーケッター」なる横文字職業として活躍する時代になるわけですが、世の中的な分類分け、ラベル貼りが行われると、余計に胡散臭い感じが漂ってくるわけでして・・・。

近年は、ウェブ・マーケティングという言葉とともに、O2O、CX、CPAなど、横文字どころか、略号の嵐になっておりまして、恐らくこのメルマガを読んでおられる半分くらいの方は、ちんぷんかんぷんなのではないかと~。

ちなみに、あまり不安がらせても意地悪なので、ちょっと説明しますと、O2Oは、Online to Offlineの略で、つまりネットで情報を伝達した見込み客を、いかにリアルな店舗に足を運ばせるか、といったくらいの意味でして。なんだそれなら、チラシを見たお客様を、いかにお店に来たいただくか、というのとそれほど変わらないじゃないかと、少しはホッとされたのではないでしょうか。

おっと、またまた脱線しかけましたが、私がここで言いたいのは、最新の用語、恐れるの足らず、ということではなく、みんなで最新の用語も勉強しつつ、そうした新用語の裏側にあるそうした用語の裏側にマーケティングの変わらない本質的な部分と、以前の手法にはなかった新しい側面を、両方見ていきましょうということです。

また、今回の冒頭に書いたように、マーケティングという言葉は、昔も今も、使う人によって、少しずつずれている、と私は感じています。

これからの議論を実りあるものにしていくために、マーケティングの定義を、きちんとしておくべきでしょう。なので、次回は「マーケティングとは」という、そもそも論的なネタで書かせていただこうと思います。

(by インディーロム 渡邉修也)