統計・世論調査を読む 
総理府統計局「話題の数字」から・その1

「2兆2724億円」、「63.5%」、「345万人」。
これらの数字にピンと来た方は、恐らく総理府統計局のホームページを頻繁にご覧になられている方でしょう。

昨年12月から、総理府統計局のホームページで、ひっそりと新連載がスタート。その名も「話題の数字 -解説レポート- 」というコーナーです。

「2兆2724億円」は、技術貿易収支額が、2012年度に2兆2724億円と、前年度に比べ15.3%の増加し、過去最高を記録。米国に次いでOECD加盟国中第2位となったという数字。

「63.5%」は、女性の就業率が上昇を続け、2013年11 月に63.5%と過去最高を更新したという数字。

「345万人」は、15~64歳の女性の「無業者」のうち、就業希望があるものの求職活動をしていない人の数。つまり「潜在労働力」が2012年で345万人いるいうことで、その33%に当たる「出産・育児」のために求職活動をしていない女性たち113万人が、出産・育児と就業の両立を図ることが出来れば、113万人の潜在労働力となり、日本の活力がアップするという「女性が輝く社会」(by日本再興戦略)の提言をそのままなぞったような話。

柔らかめの文章ではありますが、そこはやはり総理府統計局の連載。いずれも政策を後追いするような提灯コラムであり、政府が国民をどの方向へ引っ張っていきたいのか、はっきりと読み取ることができます。まあ、そういう観点で見ると、それなりに楽しめるコラムと言えるでしょう。

今のところ、毎回A4サイズのPDF1ページの分量なので、皆さんもチェックしてみてはいかがでしょうか。

次回は、この3つの数字の中で、技術貿易収支をもう少し詳しく見ていくことにします。

私が担当するこの「アンケート再入門」コーナーでは、毎回、統計データや世論調査の話しをしているうち、どうも重く暗い話しになりがちなのですが、ご安心ください。次回の「技術貿易収支」は久々に明るい話題になる予定です。
どうぞお楽しみに~。

(by インディーロム 渡邉修也)