アンケート再入門 
「第6回 調査を企画する際に」

この連載は、アンケート再入門ということで、アンケート調査のイロハについて、おさらいしているわけですが、今回からは、実際にアンケートを企画・設計し、実施、集計、分析、報告書作成までの各段階において、留意すべき点について、おさらいしていきたいと思います。

今回は、まずは、アンケート調査を企画する段階についてのお話しです。

調査を行う前に、調査手法を検討する必要があります。

調査の目的や内容によっては、オンライン・アンケートではなく、郵送式がよい場合や、電話アンケート、対面式のヒアリングインタビュー、座談会式のグループインタビューなどが適している場合もあります。また、必要に応じて、これらの手法を組み合わせて実施することも検討すべきでしょう。

検討の結果、オンライン・アンケートが最有力候補になった場合には、さらに以下のことも、再度検討してみてください。

・回答者の端末は、PCなのか、携帯電話、スマートフォンなのか

どういうことかというと、想定される回答者が、例えば、学生、パートタイマー、主婦層だったりすると、携帯電話やスマートフォンからの回答が多くなるかもしれませんし、社内や取引先であれば、PCが多いかもしれないということです。

設問数が10問程度であれば特に問題はないのですが、20~30問を超えたくらいから、携帯電話やスマートフォンでは回答者側の負荷が徐々に高まり、途中で回答を放棄する“放棄率”が高まってくることも考慮した方がよいということです。

どれくらいから負荷が高まるかというのは一概には言えません。比較的単純な問いかけであれば数が多くても、さほど負荷が高くないかもしれません。数が少なくても、1つ1つが回答者に深く考えさせるような内容であったりすると負荷は高まります。

また、自由記述式の設問ついては、携帯電話やスマートフォンからの入力は、PCからの入力と比べて、一般に負荷が高くなる傾向にあることも念頭に置いた方がよいでしょう。

逆に、“PC限定”ということであれば、「ビデオ映像を見て、あなたの意見を」といったアンケートも可能だというわけです。

せっかく調査するのだから、回答者から、根掘り葉掘り聞き出したいという気持ちは分かりますが、途中で回答を放棄されては、元も子ありません。回答者側の負荷ということを考えて、想定される端末と調査内容のバランスを考える必要があるということです。

次回も、調査の企画・設計段階で考慮すべきことを、引き続き考えてみたいと思います。

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http://enqmaker.jp/

(by インディーロム 渡邉修也)